かすこまを卒業し、看護師として働く廣瀬さん。進路を変えて看護師を目指すことになった経緯や、学校探しのポイントなどについて詳しくお話を聞きました。

Q.看護師の仕事について

卒業生廣瀬さん
廣瀬さん(小牧市民病院勤務)

現在、小牧市民病院の脳外科病棟に勤務しています。脳外科疾患は突然の発症や後遺症で人生が左右されることもあり、患者さんやそのご家族の心身的なケアが必要とされています。
そのため私が働く上で大切にしていることは、患者さんやご家族の苦悩に寄り添い、相手の立場に立って考えること。今後の治療や生活の再構築をその方らしく、前向きに取り組んでいただけるようなサポートを心がけています。

Q.看護師を目指した理由は?

母が歯科衛生士だったので、子どもの頃から仕事場へついて行くことがありました。自然と医療系の進路を検討していましたが、高校2年生の時に祖母が入院。私も家族として病院に呼ばれたにも関わらず何もしてあげられなくて...ただもどかしさを感じていました。その時、テキパキと働く看護師さんの姿を初めて目の当たりにしたんです。
「私が看護師になれば病気で苦しむ患者さんの力になれる。そして家族のケアもできるんじゃないか」と気付きました。高校2年生の秋~冬にそれまでの進路希望をガラッと変更して、看護師を目指す道へ。私自身が患者家族としての心残りを経験したことが大きな転機になりましたね。

Q.公立春日井小牧看護専門学校に決めた理由は?

愛知県内の大学や専門学校を検討するなかで、かすこまの教育方針『基本なくして応用なし』に目が止まりました。実は学生時代、私はテストなどの応用問題が特に苦手で、基礎を徹底的に勉強することで応用問題を克服しました。そのため、基礎を重要視する教育方針は、私の考えに合っていると思ったんです。
次にやっぱり学費の安さです。自宅から通うことができて、年間12万円で夢を叶えられる学校は他にはありませんでした。
また、他の学校では実習ごとにさまざまな病院まで出向くので、遠かったり慣れなかったりすることがあります。その点、かすこまは、実習先を春日井と小牧の市民病院にほぼ固定。実習環境への無駄な負担がなく、実習自体に集中できると感じました。

Q.公立春日井小牧看護専門学校の良いところは?

魅力はなんといっても先生たちが親身になってくれるところです。わからないことがあって質問すると、理解できるまで何度でも説明してくれて、国家試験の勉強方法で悩んでいた時には、先生自身の体験談や卒業生の話も踏まえてアドバイスをもらえました。
生徒と先生が何でも話せる関係性を築くことができるのが、かすこまの良いところですね。
小人数制なので、他校と比べて生徒同士の結びつきが強いのも特徴です。看護師になる夢を共有する仲間とは、お互いに励まし合いながら授業や実習に臨めます。

Q.受験生の皆さんへ

かすこまでの3年間は楽しいことばかりではなく、課題や演習、実習に追われて大変なこともありました。しかし、看護師として現場に出るための知識、技術、そして精神面でも大きく成長するために必要な経験だったと懐かしく振り返っています。
私は家族や友人、先生方多くの方に支えられて国家試験を乗り切ることができました。そして、看護師になった今も日々勉強の毎日です。
受験生の皆さんも、夢への第一歩を踏み出せるよう頑張ってください。応援しています。