社会人から看護師をめざす方、男性看護師をめざす方が学んでいます

社会経験を活かし、地域で医療関係の仕事に就きたい。医療や介護の現場で働くために看護の知識を学びたい。今は看護助手として働いているが、看護師になるという夢を叶るため資格を取りたい。...など、さまざまな理由で看護師をめざす方がいます。

現在、多くの看護専門学校では、高校新卒者だけでなく既卒者、社会人経験者も学んでおり、さまざまな経験を経て入学する事は珍しい事ではありません。


公立春日井小牧看護専門学校も、社会人経験者の方に門戸を開放しています。

・大学や短大、専門学校などで修得した授業科目の既修得単位の認定制度があります。

・奨学金制度などの支援制度もあります。

・年齢制限(上限)はありません。


医療関係とは異なる仕事や大学を経て新たに看護の道をめざした方、既婚者の方や、子育て中の方などが社会人入学試験を受験したり、一般入学試験にチャレンジしています。そして、入学したあかつきには、クラスメイトとともに看護師を目標に3年間勉学に励み、看護師国家試験に合格し、看護師になるという夢を叶えてきました。

卒業後は、春日井市民病院・小牧市民病院をはじめとした病院や介護施設等で地域の医療の担い手として、日々進歩する医療現場で今も学びながら活躍しています。


あなたも公立春日井小牧看護専門学校(「かすこま」)で看護師をめざしてみませんか。

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先輩からのメッセージ

医療業界とは違う業種で働いていた尾崎さん。看護の仕事に興味を持ったきっかけや社会人になってからでも夢に向かって挑戦する大切さを伝えてくれました。

Q.看護師を目指した理由は?

尾崎さん
尾崎さん(34回生)

海外旅行が大好きだった私は、大学の英米学科を卒業して新卒で東京の旅行会社に就職しました。しかし、新型コロナウイルスの影響で会社が休業状態に。先が見えない状況でしたが、その時間がこれからのキャリアを深く考える大きなきっかけにもなりました。
新型コロナウイルス感染拡大のなか、医療従事者が最前線で治療に尽力されていることを知り「私も人の役に立って、誰かの幸せにつながる仕事がしたい」と思うようになったんです。
そして地元愛知に戻り、まずは病院の看護助手の仕事をはじめました。そこで働いている看護師さんたちが、患者さんお一人おひとりに適したケアを献身的にする姿を目の当たりにして、私も看護師として働きたいという気持ちがより強くなりました。

Q.公立春日井小牧看護専門学校に決めた理由は?

一度社会人になってからの挑戦だったため、他校よりも費用が抑えられる点が魅力でした。
また、高校時代の友人がかすこまの卒業生だったので、学校選びについて相談をしました。そこで「生徒と先生の距離が近いアットホームな学校で、何かあっても先生方がちゃんと助けてくれるよ」というアドバイスに背中を押されました。友人はすでに看護師として働いているのですが、実践で働くようになってから、改めてかすこまには人間的に信頼できる先生が多いということを感じているそうです。
患者さんに一番近くで接する看護師は、知識だけでなく人間力も大切な職だと思います。看護師として目標となるような先生方の元で学べるのは、とても良い環境だと感じました。

Q.受験生の皆さんへ

実は、学生時代に就職を考えたときは「どうしてもなりたい!」と思える職を見つけられませんでした。今回初めて「看護師になりたい!」という気持ちが芽生え、その夢に向かって学びを続けています。
社会人であれ学生であれ、年齢に関係なくやりたいことを見つけられるのはとても素敵なことだと思います。特に社会人は、やりたいことがあっても金銭面や時間など悩むことも多いかもしれませんが、かすこまの先生方は看護師になりたい気持ちを全力で応援してくれます。
学習環境も施設も整っていますので、「やってみたい」という気持ちを大切に、勇気を出して第一歩を踏み出してほしいと思います。


先輩からのメッセージ

入学前は児童指導員として福祉業界で活躍していた矢口さん。かすこまへの社会人枠入試を決意するまでの経緯や、前職を活かして目指す「自分だけの看護師像」について語ってくれました。

Q.看護師を目指した理由は?

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矢口さん(33回生)

もともとは特別支援学校教諭を目指して大学に進学し、在学中に知った「児童指導員」という仕事に就きました。病院で重症心身障害を持つお子さんや大人の方へ療育活動や公的介助などをサポートする、とてもやりがいのある仕事です。
必死に向き合えば向き合うほど、その方たちが抱えている持病の治療や医療的ケアが必要な場面では力になれず、次第にもどかしさを感じるようになりました。その時に看護師さんが介助している姿を見て「私も医療の立場から助けたい」と思うようになりました。
...とは言えすぐには行動できず、数年悩んでからようやく看護師の道へ進むことに決めたんです。社会人になって7年半での決断でした。

Q.公立春日井小牧看護専門学校に決めた理由は?

当時は関西で働いていたんですが、今後の受験中や入学後の生活のことを考えると、やっぱり地元である愛知県に戻ったほうが良いと考えました。
また、ハローワークが行っている「専門実践教育訓練給付制度」という制度があって、支払った学費が戻ってくるんです。私は受給要件を満たしていたので是非利用したいと思いました。複数の学校から資料請求をして比較検討をするなかで、実家から近くてさらにこの制度が使えるという点で、かすこまを受験することに決めました。
家族へは転職のことも入試を受けることも、合格まですべてが事後報告でした。驚いていましたが、応援してくれています。

Q.公立春日井小牧看護専門学校の良いところは?

私は社会人枠なので、高校を卒業して入学した同級生とは11歳も違います。不安がなかったわけではありませんが、最終ゴールが一緒なので全く違和感を感じていません。
もちろん新鮮に感じることはありますが、むしろ私より年上の学生もいるし、一浪した子や大学を卒業してからかすこまに入学した子もいます。みんな普通に接してくれるし、言いたいことも言い合える不思議な関係ですね。
先生も皆さん看護師なので当たり前かもしれませんが、「ここは後輩を育てる場所だと思ってる」と言われたのが印象的で、とても感動しました。
即戦力になれるという自信もつきますし、前職で耳にしていた病名や症状を深く知れて、パズルが埋まっていくような感覚で学んでいます。

Q.受験生の皆さんへ

私は前の仕事が楽しかったので、辞めるまでにかなりの葛藤がありました。「本当に3年間も勉強ができるんだろうか」「また気持ちが変わってしまうんじゃないか」「収入がなくなるのに大丈夫なのか」などなど、本当に悩みました。
でも今は思い切って飛び込んだことを後悔していません。むしろ、福祉の視点を持っている看護師として私の経験が活かせる未来にワクワクしかありません。
かすこまには、どんな不安も相談できる先生や、一緒に夢に向かえる仲間、とことん学べる環境が揃っています。
働きながらの受験は大変ですし、私のように迷っている方もいるかもしれませんが、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

男性看護師をめざす学生が学んでいます

かつては、女性は「看護婦」、男性は「看護士」と呼ばれてましたが、平成13年(2001年)に「保健婦助産婦看護婦法」が「保健師助産師看護師法」に改正されたことに伴って、平成14年(2002年)から男女とも「看護師」に統一されました。現在では、医療現場で多くの男性看護師が活躍され、本校の卒業生も同様です。本校でも、各学年40人の定員に対し、例年1割程度、多い学年で2割の男子学生が看護師をめざしています。

なお、就業看護師は全国で約121万人で、その内、男性看護師の割合は7.8パーセントです。(「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」より/厚生労働省 令和元年9月)

先輩からのメッセージ

Q.看護師を目指した理由は?

3年生豊口さん
豊口さん(30回生)

昔から身体を動かすのが好きで、高校卒業後は消防士の職に就きました。当時の仕事は、事故や災害の現場で傷病者を救助し、病院で医療従事者へとバトンタッチすること。そんな日々の中でふと「僕が搬送した方々は、この先どうなっていくのだろう?」という思いが頭をよぎりました。
消防士として救助から搬送という短い期間でなく、もっと長い時間で関わってみたい。元気になるまで近くでサポートし、退院して元の生活に戻る姿を見てみたい。そんな思いから、医療のことを勉強したいと強く思うようになりました。
友人や家族には反対されましたが、僕の中ではすでに気持ちは固まっていました。「たとえいま諦めても、きっといつか後悔して同じことを繰り返すだろう」と消防士を退職。看護師の道へと進むことに決めました。


Q.公立春日井小牧看護専門学校に決めた理由は?

働きながら学校探しをしていたので、オープンキャンパスへの参加など積極的な活動はできませんでした。とにかくホームページや資料を隅から隅まで読んだり、知り合いの看護師に相談したり。仕事を辞めてまで勉強をし直すので、確実に夢を叶えられる環境じゃないと意味がないですもんね。
僕が重要視したのは学費の安さ、国家試験の合格率、設備の充実度、先輩メッセージの内容など。結局、8校ほどの候補の中で自分にマッチしていて基礎から学べるという点で、かすこまに決めました。

Q.公立春日井小牧看護専門学校の良いところは?

実際に入学してみて思ったのは「思い描いていた通りの学校だった」ということ。学べる環境が整っているし、実習などのグループワークが多いのでコミュニケーションが取りやすいんです。
僕は一度社会人を経験していて、すでに消防士として救急に関する知識がありました。だから「周りを引っ張っていかないと」と思っていたんですが、実際はみんなから教えてもらうことも多いですね。
クラスの仲間が本当にいい子ばかりで、「この学校に入っていなかったらどうなっていたんだろう」と思うこともあるくらいです。先生にも気軽に相談できるし、みんなと助け合いながら達成感のある毎日を過ごしています。

Q.受験生の皆さんへ

僕が大事にしている言葉は「毎日を大切に生きる」ということ。消防士の仕事はとてもやりがいがあり、多くのことを学んだ貴重な経験です。だからこそ新しい夢に向かう覚悟ができたし、「頑張れるから楽しい」と実感できます。
最初のうちは学生に戻ることに不安や躊躇もありました。でも今は自分に合った道が見つかって良かったと心から思っています。
もし今悩んでいる方がいたら伝えたいです。最初に見た夢が変わっても、それが何歳でも、周りに反対されても...自分の決断を信じてみてください。
人生のペースは人それぞれですが、かすこまなら「毎日を大切に生きる」ことができる場所です。


※記事の内容は、掲載当時のものです。