形態機能学Ⅰ(消化器)では、1回目にトルソー(=人体模型)を使い学習を開始します。

この時は、口から肛門までの消化器の全景を知ることと、胃や肝臓、膵臓などが腹部のどこに位置しているかを知ることを目的にしていますので、「取り出してはめる」だけのブロック組みのような作業でした。

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今まで、6回に分け、口腔、胃、小腸、大腸、肝臓・胆嚢、膵臓の詳細を学んできました。

今日は、今まで学んだ知識を復習するためのトルソー演習です。5人グループで模型に取り組みます。

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初回とは違い知識が深まっているので、1つの臓器に時間を掛けて学生同士で、理解したことを話し合いながら、「ここはヒス角?胃角?」、「肝臓の無漿膜野はここかな?横隔膜に直接くっついているところ」、「横行結腸だけ大網ヒモが見えるんだよね」、・・・・など。難易度が上がり、専門用語も多くなっています。消化器系以外の循環器や呼吸器の形態機能学の知識も披露し合っています。

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3Dで臓器が見える動画も多数ありますが、実際に模型を手に取り、学習できるのは知識として定着しやすいことでしょう。